大学の少林寺拳法部で四年間の修行を終えて、山口県に就職をする機会を得ました。その後、縁あって佐々木前道院長の宇部道院に転籍をさせて頂き、修行の再スタートをきりました。そこで新たに僧籍編入をさせて頂き、少林寺拳法の指導者として門信徒の指導に専心してまいりました。その間多くの法縁を頂いて、全国の先輩、後輩諸子の姿を追いながら、専有道場として自宅の一部に道院を開設いたしました。
一人一人が主体性を持って稽古に取り組む姿勢を大切にしながら、それぞれの目標に向かって自己実現のお手伝いが出来ればと考えています。
少林寺拳法の技術の修練(易筋行)と少林寺拳法の教え(鎮魂行)を車の両輪として、新しい自分と出会うためにチャレンジできる人材を育てています。
少林寺拳法に入門する事を決意してくれた拳士達が「自分と向き合い、現状を理解した上で今何をなすべきかを考える力」を身につけて、地域や社会の中で助け合い協力し合い、行動できる人になってくれたらと思います。
山口北道院では『幸せの花は人と自分の間に咲く』をモットーに、たくさんの幸せの花を咲かせるよう、お互いの交流や伝統行事、挨拶を大切にしています。
道院での大会演武の稽古の際は一人一人の発表後、必ず拳士が手をあげた先輩の拳士のそばに行き、合掌礼を行ってアドバイスを受けるようにしています。
僕は5年生になって少林寺拳法を始めました。
稽古は準備運動から始まり、基本、鎮魂行と続き、倍地先生の法話があって小休憩となります。そのあと実技の修練があって、掃除の時間(作務)となります。少林寺拳法を始めてすぐ「本当の強さとは」というのを習いました。
「本当の強さ」とはうぬぼれでない自信と勇気を行動力を持ち、「よりどころと出来る自分」を作ることで自分の人生をたくましく生きる力のことなのです。
あと昇段には宿題と学科試験と実技試験があります。
僕は宿題や学科試験は苦手ですが、どれも合格しなければ黒帯にはなれません。
でも頑張ってこれからも少林寺拳法を続けていきたいです。