徳山道院で修行当時は三交替勤務であることから道院長になることは半ば諦めていました。
そんな中、1995年12月にイタリア拳士との交流があった桝野道院長に同行しイタリアに技術指導に行った時、日本から遠く離れたイタリアの地で少林寺拳法の教えを広めるために一生懸命頑張っているイタリア拳士の指導者達を見て、「自分は何をしているのだろうか」と自問自答し、彼らに比べれば三交替など大したことじゃないと思うようになり、道院長になる決意をしました。
「やって見せ」「やらせてみ」「できていれば褒めてあげる」「できていなくても、どこか良いところを見つけて褒めてあげる」と言う事を心がけています。
有段者には剛法も柔法も手先で技を掛けるのではなく、下半身(腰)で技を掛けるように指導しています。
技を楽しみながら、そこに厳しさを実感してもらえればなによりです。
市街地から少し離れており、あまり広く無い道場ですから少人数しか対応できませんが、その分充実した修練ができていると思います。
現在、少年部は少ないですが親子で修練に励んでおられ微笑ましさの中にも厳しさはあり、少林寺拳法を通じて親子で成長できることの喜びを感じとっていただいていると思います。
私のもとで頑張った子供達が、将来また新しい道院長として頑張ってもらえるような、そんな道院になるといいなと思います。
一言で言うと素晴らしい道院だと思います。
道場での修練は少人数のため、個々人の修練度合いによって教えと技法を深めることができるのでとても良い雰囲気で修練することが出来ます。
また、道場だけの修練に留まらず、教えを職場や地域で実践している幹部拳士が指導していることで、社会の役に立つ人になると言う事がどういうことかが直ぐに分かる環境です。
Y拳士:少林寺拳法を息子2人、娘と修養しました。少林寺拳法を修養することで護身の技が取得でき、そのうえ親子の時間を共有でき絆を深める大変よい時間を過ごせたと感謝しております。
I拳士:何事にも長続きしなかった私が、いざ入門してみると和やかな雰囲気の中で先生方は指導されておりすぐに溶け込むことができました。
M拳士:仕事と少林寺拳法の両立を図ることをモットーにして頑張っています。道院の修行で毎回、新しい発見があり楽しんでいます。
N拳士:少林寺拳法は道院の仲間全員と技を掛け合うことでコミュニケーション能力も身につけることが出来ると思います。