太一くんとこれからも✨

月19、20日に新潟市東総合スポーツセンターにて第17回全国中学生少林寺拳法大会が開催されました。上宇部道院からは田村太一くんが単独演武に出場予定でしたが、出発前日に熱が出て、体調不良でやむなく直前に出場辞退しました。

少林寺拳法の大会は、ただ順位を競うものではなく、大会を通じて、互いに刺激をうけ研鑽する意欲を高めるとともに、仲間との交流で視野を広げ、拳士として、人として成長する場です。今回は直前で辞退となり残念でしたが、今後大会に出場する時は、ぜひそれらを肌で感じて、後輩にも繋げてほしいと思います。

大会はモチベーションをあげますが、少林寺拳法の本来な目的は、もっと壮大です。将来本当に強くて、優しくて、みんなを幸せにできる人になるために、こういう経験もまた、いろんな意味で活かされるような気がします。思うようにならないことをどう受けとめて、向き合えるかが生きる力、人間力につながると思います。太一くんは前向きにうけとめて、来年に向けて、さらに大きい目標を立てて、がんばるそうです。素晴らしいことです。みんなで一緒にがんばっていきましょう!

今回、全国大会に出場予定だった太一くん。上宇部道院の中でも、とてもとても後輩思いの優しい拳士です。小学校1年生から入門して、今年の5月に山口県中学生少林寺拳法大会兼全国中学生大会予選において、男子単独演武の部で第一位の評価を受けました。入門した時からいつも周りの拳士達と一緒に仲良く共に励み合い、切磋琢磨しながら修練してきました。自分のことだけではなく、周りの拳士のことを大事に思い、後輩にも親身に指導してくれます。気付けば自己中心的になりがちな私達ですが、太一くんの後輩への姿勢を見てると、気持ちを一新させられます。

太一くんの周りには「太一君のようになりたい、と口にするようになり、より一層練習に身が入っています。」「いつも一生懸命でかっこいい、と尊敬しています。」「太一くんのようになりたい、と黒帯を目指して頑張っています。」と、太一くんを目指している後輩がたくさんいます。

また、保護者の方からも、「大会に向けて真摯に修行に向き合っておられた様子を見ていたので、太一君のお気持ち、計り知れないものと思います。思うようにいかないこととの折り合いの付け方は、大人になってもまだまだとても難しいです。」「またこの悔しさを乗り越えて更に強い素敵な拳士になるんだろうなと思っています。」「太一くん、この度は悔しい思いをしたかもしれませんが、いつも一生懸命稽古に取り組んでおられるのでこれからさらに成長して次の目標に向かって頑張っていただきたいと思います。」「大会出場とは違った、素敵な感動をいただきました。」と、これからの太一くんへの期待がいっぱいです。上宇部のみなさんの素晴らしさにあらためて感動しています!それぞれ目標に向かって頑張っていきましょう!

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