高校の部活動での指導も定年が近くなり、定年後の活動拠点を作り少林寺拳法の教えを、さらに地域社会に広めたいと思ったのがきっかけです。
一人一人が主体性を持って稽古に取り組む姿勢を大切にしながら、それぞれの目標に向かって自己実現のお手伝いが出来ればと考えています。
そして他人にも自分にも不作法でない生き方を常に意識して、行動できる人間を育てたい。
あまり広くない道場ですから少人数しか対応できませんが、少林寺拳法に入門する事を決意してくれた拳士達が「状況を多方面から把握する力」と「自分と向き合い、現状を理解した上で何をすべきかを考える力」を身につけて、彼ら自身の目標に近づけるように努力し続けてくれたらと思っています。
山口北道院では『幸せの花は相手(他)と自分との間に咲く花』をたくさん咲かせるよう、お互いの交流や挨拶をしっかり行っています。
道場での演武の稽古の際は一人一人の発表後、必ず拳士が手をあげた先輩の拳士のそばに行き、合掌礼を行ってアドバイスを受けるようにしています。
少年部は1年生から6年生まで稽古の合間も元気で仲良く、本気で楽しんでいます。
僕は5年生になって少林寺拳法を始めました。
稽古は準備運動から始まり、基本、鎮魂行と続き、倍地先生の法話があって小休憩となります。そのあと実技の修練があって、掃除の時間(作務)となります。少林寺拳法を始めてすぐ「本当の強さとは」というのを習いました。
「本当の強さ」とはうぬぼれでない自信と勇気を行動力を持ち、「よりどころと出来る自分」を作ることで自分の人生をたくましく生きる力のことなのです。
あと昇段には宿題と学科試験と実技試験があります。
僕は宿題や学科試験は苦手ですが、どれも合格しなければ黒帯にはなれません。
でも頑張ってこれからも少林寺拳法を続けていきたいです。