背も小さく、体の弱い少年であった。
精神的にも肉体的にも劣った自分が、コンプレックスであった。
龍谷大学に入学したとき、少林寺拳法部の紹介で先輩が合掌礼を示してくれた。
何故か魅せられた。
入部し、最後まで続けることができそうだ。
自分は変わった。
生涯修行をするために、指導者を目ざし、46年前に道院長を認可された。
毎回、新鮮。
一生懸命、きちんと礼節を尽して
門下生を鏡として
発見、研鑽、創意、工夫、伝道していきたい。
空気のようなもの
ホッとする所
ワクワクする所
情熱を発揮できる所
楽しい仲間のいる所
自己研鑽できる所
道場では鏡開き入門式にはじまり12月の納会まで週二回の修練を中心に、常時10名程度の拳士が修行している。
また、道場内にとどまらず、かつては宇部まつりパレード、きらら博の催しなどに積極的に参加してきた。
夏はキャンプや合宿など、毎年工夫をこらして団体生活や体験学習としての修練をおこなっている。
特に少年部の教育や指導は一般拳士全員、親身になってお世話をしている。
日頃、道場へ参座できない者も、道場の記念祭や行事には物心両面の協力して集まり、道場が生涯修行のよりどころとなっている。