「指導者になって海外に行きたい」との夢を語った私に開祖からの一言、「日本で鳴らない太鼓が外国で鳴るわけがない」
そして、「外国に行ったら体の大きいのがいっぱいおる。その小さな体じゃ通用せんぞ。それよりもまず日本で通用するようになることだ。山口に帰って道場を出すよう頑張れ」
この言葉を胸に私は道院長を目指し、そして山口で中心人物になるという気持ちで、地元の防府市ではなく、山口市に道院を設立しました。
「人間は誰でも可能性有る種子である。」
人は誰も顔も性格も変わっているが、必要があって生かされている。
門下生には自分の特徴を生かす人生をおくらせるよう指導しています。
まずは日本一の道院を目指し、拳士の数をもっと増やしていきたい。
◆社会が良く動くか、悪く動くか?どちらにしてもチャンスと捉え、一旗揚げてやろうという野心と気概を持って力強く生き抜いく人を育てたい。
◆社会の指導者となる人材を育成したい。
山口西京道院の練習は、熱気と、活気に満ち溢れています。
私は、大好きな少林寺拳法の指導者として、これからも気を緩めることなく渾身万力の気概を持って、自己の研鑽と少林寺の発展に残りの人生を全うできればと願っています。
山口西京道院は、厳しさの中に愛情と思いやり、真剣さの中にも楽しさがある、それらを兼ね備えた道院です。
みなさん少林寺拳法を始められる動機は、「強くなりたい」「健康になりたい」「心の強さを求めて」などさまざまです。強さとは、それらの両輪のバランスが取れて初めて得られるものです。
求めているものが叶えられる、だからこそ80名以上の県内一の拳士が集う道院なのだと思います。
少年部は5歳の子も入門しており、女性拳士も多数在籍しています。指導者拳士も多いので、それぞれにあった指導を行っています。
山口西京道院に人が多く集うには、理由があります。
まず、少林寺拳法の技と護身術の素晴らしさが学べます。転籍してきて長田正紀先生の技を初めて見た時、「本当の少林寺拳法の技は、こんなに無駄がなく、かっこいいんだ」と鳥肌が立ったのを今でも思い出します。
また長田先生の人柄で、大人も子供もみんな楽しいエネルギーに包まれています。そして、修行を率いる指導者が、たくさんいます。
四段以上の指導者が多いこともそうですが、お母さん拳士の指導者も多いことから、親子兄弟姉妹が仲良く修行しているのも特徴の一つだと思います。
さあ、一緒に修行に励みましょう!
(副道院長 木村恒一)